JALのマイル修行の費用対効果を徹底検証!

マイル

みなさんこんにちは、Yamaです。

みなさん、「マイル修行」って聞いたことありますか?あまりしっくりこない方も多いかなと思いますが、「航空会社の上級ステータスを得るための修行」です。

マイル修行の概要はこちらをご確認ください!

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さて、マイル修行の目的は「航空会社の上級ステータスを得る」ことで、そのためにはお金を払って購入した航空券で飛行機に搭乗する必要があります。つまり、マイルで予約した特典航空券ではマイル修行の対象にはならない、ということです。

勘の良いみなさんならもうお分かりかもしれませんが、「お金出してまで航空会社の上級ステータスを得る必要って本当にあるの?」と気になりますよね。(笑)

この記事では私が所有しているJALの上級ステータスである、JALグローバルクラブを例にとりながら、実際の修行にかかった金額やシミュレート試算の結果を交えたJALのマイル修行の費用対効果について徹底解説します!

JALマイル修行にかかった費用とステータス維持費用

先ほどお話した通り、マイル修行にはお金がかかります。かかるお金は以下の2つです。

  1. JALマイル修行費用   (ステータス獲得のための費用)
  2. クレジットカード年会費(ステータス維持のための費用)

1についてはみなさんイメージできていたかと思いますが、2についてはどうでしょうか?それぞれの側面で説明します。

1.JALマイル修行費用

まずはステータスを取得するためのマイル修行にかかる費用です。

僕の場合は、出張でJALを利用していたこともあるので通常よりも費用は抑えられています。ただそれでも45万円かかりました。。。出張がなければ50万はかかっていたかなと思います。

余談ですが、JALのみならずマイル修行をする場合は絶対に予定を立てて修行することをおすすめします!僕はステータスを獲得するために、年末の12月に10回ほど飛行機に乗ることになりました。。。数回は目的もなく、本当の意味での「修行」でした。。。せっかく飛行機に乗るのであれば予定していた旅行で新幹線でなく、飛行機を利用するなどでお金と時間の無駄も省いていきましょう。

2.クレジットカード年会費

次にクレジットカードの年会費です。

「なぜ、クレジットカードの年会費がかかるの?」という方がいらっしゃるかと思います。日本の航空会社のANAやJALのステータス維持には指定のクレジットカードの発行が必須となります。

考え方を変えると、現行の条件が変わらない限りクレジットカードの年会費を払い続ける限り、航空会社の上級ステータスを維持することが可能です。

さて、JALのステータスのJGCを維持するためには、指定のクレジットカードを発行する必要があります。最低でも1万円の年会費を払う必要があります。僕は1万円のクレジットカードを発行しています。

JALのステータスにかかる費用(年間)

さて、ここまでJALのステータス獲得にかかる費用とステータス維持にかかる費用を紹介しましたが、JALステータスでいられる年数で割って、年間にかかる費用を考えたいと思います。

  1. JALステータス会員でいられる年数  :50年(25歳~75歳)
  2. JALステータス獲得にかかる費用   :50万円(一般にかかる費用で算出)
  3. JALステータス維持にかかる年間費用 :1万円(CLUB-Aカード)

上記のステータス獲得にかかる費用をステータス会員でいられる年数で割ると、年間にかかる費用が算出できます。僕がステータスを獲得した25歳から、75歳まで元気に旅行できると仮定し、年間にかかる費用は1万円と試算できます。

上記に加えて、ステータス維持にかかる年間費用は1万円です。

結果、ステータスにかかる年間費用は2万円と算出できます。こちらを費用対効果の一つの基準とします。

JALステータスの効果(恩恵)の試算

次に、JALステータスによって受ける効果(恩恵)の試算をしていきます。

JALの上級ステータスにはいろいろ付随特典がありますが、試算の前提は以下の通りです。

  • 1人での旅行の場合
  • 旅行時、空港利用時の特典に限る

JALの上級ステータスの特典には、会員本人だけのサービス以外に同行者が利用できるサービスがあります。同行者も前提に入れると恩恵がかなりあり、試算が甘くなってしまうので今回は除外します。また、上級ステータス会員が予約する際にはボーナスマイルが付与されます。こちらも大きい特典ですが、今回の試算の対象外とします。あくまで旅行時や空港利用時に活用できるサービスに限って試算します。

シミュレーションに際して、時間をお金に換算する

今回のシミュレーションでは、どのぐらいの時間を節約できるかを試算している項目もありますが、その節約した時間をお金に換算するため、時間給を設定しました。

データとしては日本の平均労働時間と30代の平均年収を用いて、時間給を算出しました。

まず、日本の平均労働時間ですが、厚生労働省の労働統計要覧の労働時間を参考にします。ここでは、平成30年の日本の平均労働時間は1,769時間とあります。

労働統計要覧|厚生労働省
厚生労働省の労働統計要覧について紹介しています。

次に、30代の平均年収ですが年収ラボから算出しました。ここから、30代の平均年収は404.5万円と算出しました。

30歳代の平均年収を調査-年収ラボ
30歳代の平均年収をリサーチ。平均的な30歳の年収はいくら位かを調査しました。

時給に換算すると2,287円、10分で381円という結果になります。

試算結果が時間となる場合、こちらの金額を使って効果を算出していきます。

1.前方座席指定サービス

1つめは飛行機の前方座席指定サービスです。ステータス保有者になると、普通席であっても足元の広い前方座席を予約できるサービスが存在します。非常口付近など、座席が広い座席を見たことありますよね?あの座席です。

JALの国内線には普通席とファーストクラスの間に、クラスJというビジネスクラス相当の座席が存在します。クラスJは普通席より足元や座席幅が広く、普通席より快適に空の旅を楽しめる座席になっています。

そんなクラスJですが、当日アップグレードなら片道1,000円かかります。クラスJと比較すると、非常口付近などの前方座席は少し見劣りがしますが、それでも片道500円、往復だと1,000円の効果があると試算します。

2.専用チェックインカウンター

2つめは専用チェックインカウンター利用の効果を試算します。

通常のカウンターは、お盆や年末年始以外でも少々並んでいることが多いです。いわずもがなお盆や年末年始は長蛇の列です。。。

一方、専用チェックインカウンターは年中ほとんど並んでいません。僕の経験では、お盆や年末年始であっても5分以上待ったことはありません。

通常チェックインカウンターと専用チェックインカウンターでは片道で20分、往復で40分程度の差が出ると考えます。

お金で換算すると、40(分) × 381(円) = 1,524(円)の効果があると試算します。

3.JALグローバルクラブエントランス

3つめはJALグローバルクラブエントランス利用の効果を試算します。

通常の保安検査場は通常時でも列を作ることが普通です。繁忙期であれば、保安検査場に長蛇の列が作られます。また、通常時でも、混雑を避けるため保安検査の受付時間を設けている場合もあり、保安検査通過後のラウンジ利用が制限される場合もあります。

一方、上級ステータス保有者のみが利用できるJALグローバルクラブのエントランスについても、経験上5分以上待ったことはありませんし、受付時間の制限もなかったと思います。

通常の保安検査場とJALグローバルクラブエントランスでは、片道で30分、往復だと1時間の差が出ると考えます。

お金で換算すると、1(時間) × 2,287(円) = 2,287(円)の効果があると試算します。

4.プライオリティバッゲージサービス

4つめはプライオリティバッゲージサービスの効果について試算します。

プライオリティバッゲージサービスとは、チェックイン時に預け入れした荷物を優先的に受け取ることのできるサービスです。このサービスを利用するとファーストクラス利用者の荷物やベビーカーなどのあとに、預け入れした荷物が流れてきます。路線によってはファーストクラスの設定がない国内線路線もあるので、一番初めに出てくるケースもあります。

こちらのサービスによって片道20分、往復だと40分の差が出ると考えます。

お金で換算すると、40(分) × 381(円) = 1,524(円)の効果があると試算します。

5.ラウンジサービス

JALステータスの恩恵、最後の5つめはラウンジサービスです。

JGCステータス保有者であればサクララウンジを利用することができます。カードラウンジとは違った高級感あふれる作りと、ゆったりとしたスペース、ソフトドリンクのみならずアルコールも数種類用意されています。

一方、ラウンジを利用しない場合は空港の搭乗口付近で待機することになります。当然、アルコールを含む飲み物は有料で、その上混雑かつがやがやしているため、サクララウンジに比べるとサービスは雲泥の差だと感じるはずです。

ここでの比較はラウンジの利用料金をもとに算出しました。試算の条件は伊丹空港と羽田空港のカードラウンジをお金を払って利用、アルコール飲料を1度購入した場合とします。

その場合、3,323(円)の効果があると試算します。(個人的にはもっと高いと思いますが、厳しめに)

JALステータスの効果(恩恵)の試算合計

これまでステータスの効果(恩恵)について試算してきましたが、それらを合計すると・・・

  1. 前方座席指定サービス      :1,000円
  2. 専用チェックインカウンター   :1,524円
  3. JALグローバルクラブエントランス :2,287円
  4. プライオリティバッゲージサービス:1,524円
  5. ラウンジサービス        :3,323円

1往復あたり9,658円のステータス効果だと試算します。

JALステータスの費用対効果について

ここまで費用の確認と効果を試算してきましたが、費用対効果を見てみましょう。

  1. JALステータス獲得、維持にかかる費用(年間):20,000円
  2. JALステータス効果(恩恵)の試算(1往復)   :9,658円

よって、年間にJALを利用して3回旅行に行けば元が取れると思います!また、繁忙期に旅行に行った場合は余裕で元が取れると思います。どこにどのような価値を置くかは人それぞれですが、JALステータスの獲得を検討している方のひとつの目安になれば幸いです。

まとめ

いかがだったでしょうか?なんでもそうですが、なにかを得ようと思うとその対価にはお金が必要です。今回紹介したJALステータスの獲得と維持にはお金がかかります。今回、費用は年間でかかる金額に換算しましたが、実際は1年間で50万程度がもっていかれるので軽い気持ちでおすすめはしません。

ですが、僕は普段であれば年間で20回ぐらいは飛行機に乗りますし、年に1度は海外旅行に行く人間なのでワンワールドアライアンスのJALステータスを持っておくメリットのほうが、ステータス獲得のデメリットよりも大きいと判断したために修行をしました。その判断は間違っていなかったと感じています。

出張族でない限りは自費で修行することになるマイル修行ですが、金額を用いて費用対効果を検証したこちらの記事が皆さんのマイル修行へ踏み出すきっかけとなれば幸いです!

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